空調機のカビ対策
■カビで困っている方へのご提案
空調機のカビ対策をご紹介します。
コロナ禍で換気をしたり冬場で加湿を不必要にしたりで逆にカビやすい状況をつくっているところは結構多いのですが、そんな中で空調機をあけてみたらびっくり!みたいなことも非常に多くご相談をうけます。
食品工場や、クリーンルームを抱えているところも同様です。空調機は厄介な場面もあるので、色んなタイプの空調機を説明します。

ルームエアコン


一般家庭にありがちなルームエアコンで一見するとキレイに見えますが、大きいパーツをはずしてみると、それほどよごれてないのかなとおもうのですが、実はファンのところ、下の風の吹き出し口のところからのぞいてみると、こんなふうにカビが蓄積しています。ここから風がでてくるので、これを吸い込めば体に悪いというのは皆さん想像つくと思います。
他のところはキレイであっても実はこんなことになっているということも結構あります。


オフィスなどにある4方向の天井カセット型エアコン


吹出口のところがちょっと黒くなっててかびているのかな、ってところなのですが、カバーを開けてみると結構カビがひどい状態でした。
これは空調機の中というよりは、空調機の天井に隠れた部分が結露して、その結露水が滲み出てきてかびてしまっているというケースです。
この汚れを業者がキレイにしようと思うと、かえって汚くなることが結構多いのです。
当社では汚れから培地をつかってカビを採取して、この菌がたとえばどういう菌で体に対して悪さをするとか、菌数などの調査書も作成。
片方にカビ守護神をふきかけてこの菌に対して、効果があるかを確認したうえで施工しています。
ドレンバンにスライムやカビが溜まってくると配線がつまってしまって天井を汚してしまいます。守護神をいれた除菌水で洗浄してあげて、まずはきれいにします。その後、コーティングを使ったりして、水の流れを良くして汚れもつきにくくしながら防カビ効果を出す施工をしています。

床おきのパッケージ式エアコン


エアハンドリングユニットとか大型の空調機はいくつか種類がありますが、これもバラしてみると結構汚れています。
熱交換器のところ、下の空気を吸い込むところです。ここを通過してきた風っていうのは多くの菌を含んだ状態で部屋の中に戻っていって菌をより増殖させてしまいます。
ドレンバンのところ、結露水が流れてくるんですけど、よごれてくるとやがて詰まってしまって水浸しになってしまう原因になるので、除菌洗浄して防カビをすることによってこういう状態を作りにくくする施工を行います。
風邪を引きやすいとか、アレルギーがでるとか、せきがでるなどの症状がなんとなくあるなとおもったら身の回りの空調機を見直してみるのもいいとおもいます。